2000年11月27日

ORIGINAL コンフィデンス 2000 Vol.34 No.1755 「特集 "21世紀の音楽産業への指針"今何をすべきか キーマンが語る音楽ビジネスの課題と施策」に当社の代表取締役 井部孝也がインタビューを受けました。

当社の社長のインタビュー記事や写真、ミュージックポッドの事業展開について等が掲載されています。

下記は要約した文章です。


  • 4月に本格運用を開始したミュージックポッド、その後の事業展開について
    現状、設置台数が200を超え、実際に配信している収蔵楽曲も7500曲以上になりました。我々が当初理想としていた像に徐々になりつつあるな、と言う感じはします。


  • インターネットでの音楽配信について
    インターネットの環境に向けて音楽配信をすべきかどうかきちんと考えた方がいいと思います。商品はセキュリティの確立性を考えて出していきませんと、その先で違法行為が行われる可能性が十分あるわけです。
    我々が通信衛星を利用せずにわざわざ技術的に難しく、コストもかかる光ファイバーを選択しているのもこういった理由からです。



  • 当社におけるネットワークの考え方について
    我々が行っているビジネスは専用線を使っていて、物理的には第三者が入ってこられないという世界で行っています。その安全性の高い専用線の世界をこれからオフィスに広げ、その次に4千万の家庭に広げて行く。我々は光ファイバーの伸びと共にネットワークをきちんとしたセキュリティのあるものとして家庭まで広げて行こうと考えています。


  • レコード店の将来について
    CDメディアと同じく、光ファイバーが最初にレコード店に入り始めています。これからは音楽・映像ソフトだけでなく、PCソフト、ゲームなどCDメディアにのったものは全てネットワークにのっていきますから、それらをレコード店が全て取り込んで、先駆者として行動することで、店舗のあり方はずいぶん変わっていくものと考えています。


  • デジタル化、ネットワーク化に向かう流れが、音楽産業の秩序を乱す懸念への回答
    我々は、音楽業界に最大限利益を還元すべきという考え方で仕組みを作っています。この点をご理解頂いて、このシステムがご自分たちのビジネスにとってためになるのか否かという観点からご判断をいただきたいと思います。


  • ミュージックポッドの特性を活かした販売方法について
    コンテンツホルダーの方々は、音楽をプロモーションし、販売することにかけては我々以上にノウハウをお持ちなわけですから、ミュージックポッドで現在稼動している機能を使って、あるいはテレビカメラやマイクなどまだ稼動していない機能を使って、より多く方々に音楽を届けることのできるシステムとして色々試して頂けると思っています。