2001年8月15日
ダイヤモンド社発行 [図解] わかる!携帯ビジネス に「Co財布」の特集記事が4ページにわたり掲載されました。
最新の決済システムとは?というテーマの中で「Co財布」が携帯電話に認証機能のあるアダプタを装着して決済する代表的なシステムとして詳細に解説されています。さらに利用法の可能性も示されており、将来的に機能として追加される予定の4次元バーコード・スキャナーを利用したテレビショッピングの注文と決済の流れが図入りで分かりやすく説明されています。
以下は要約した文章です。
ブイシンクが提案する「Co財布(こさいふ)」というシステムは、「プリたま」という小型アダプタを携帯電話の外部接続端子に装着して決済を行うシステムです。 内部にあるICメモリのなかには公開鍵が入っており、PKIによる決済が可能です。 「プリたま」にはID番号があり、それぞれの「プリたま」に個別対応するインターネット銀行の口座が用意されているので、ユーザーは取引銀行から「プリたま」用の口座に送金しておけば、簡単に決済を行うことができます。 ユーザーは、商品の金額と決済内容を確認するために2度、OKボタンを押せば決済ができる仕組みです。
また、携帯電話と一度接続すると、その携帯電話番号を取得して記憶、他の携帯電話では使えなくなるなど、ハードとしてのセキュリティが保たれているので安全です。
「プリたま」は店舗側にとっても、クレジットガードやデビットカードに比べて店舗側端末が安くすむうえ、センターとの通信をユーザーが行うので、通信料を負担する必要がないというメリットがあります。
また、「プリたま」には個人情報をどこまで送信するかを設定するスイッチが付いており、通信販売の際には住所、氏名、電話番号などを送ることもできます。さらに自動販売機と連携すれば、年齢などの個人情報をプリたまで送って、夜間でも酒やたばこが購入できるシステムが構築できるでしょう。
将来的には「プリたま」にブルートゥースを搭載したり、4次元バーコード・スキャナーなどの機能が追加される予定で、4次元バーコードを「プリたま」で読み取り、インターネットショッピングの注文と決済を行うシステムも考えられています。